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左:反応器内強制水冷コイル/右:ふっ素樹脂コート(耐食向上・付着防止)
反応器内部に取り付ける流体接液タイプの反応器内強制水冷コイルで、比較的容易かつ安価に施工可能です。コイル内に水を通水させることで熱交換により反応器内部の流体を強制的に冷却可能です。流体と直接接触するため付着しやすい流体の場合は洗浄作業性が問題となる場合があります。使用温度が200℃以下であれば、ふっ素樹脂コートを施工することで流体の付着を防ぎ洗浄作業性を向上できます。通水ラインは高温で蒸気が吐出されますので、安全に排出できる排水口が必要になります。電磁弁を絡めた制御を構築することで、プログラムエンド/ソークエンド後に自動冷却することも可能です。
・ステンレス(SUS316/SUS316L/SUS304/S32750)
・チタン(チタン2種)
・ハステロイ®(HC-276相当/HC-22相当/HB-2相当)
・MAT®21
・インコネル®(インコネル®600相当/インコネル®625相当)
・モネル®(M400相当)
・ニッケル(Ni201)
・カーペンター®(C20Cb3相当)
・ジルコニウム(Zr702/R60702)
※上記以外の材料も対応できる場合が有ります。
・反応器内部取付タイプの強制水冷コイル
・比較的安価に検討可能
・ふっ素樹脂コート可能(200℃以下:耐食性、非粘着性、洗浄性向上
・電磁弁を絡めた制御構築可能(プログラムエンド冷却/ソークエンド冷却など)
・流体に応じた広範な材質の選定が可能
※チューブの参考規格で、下記以外も検討できます。
外径(mm) | 肉厚(mm) | 全長(mm) |
φ3.18 | 0.72t | 2000L |
φ6.35 | 1.00t | 4000L |
1.24t | 4000L | |
φ9.53 | 1.00t | 4000L |
1.24t | 4000L |
左:5Lクランプ式水冷用ジャケット(ヒータ加熱)/右:200mlフランジ式水冷ジャケット
反応器外部に着脱式の水冷用ジャケットを取り付け、外部ジャケット内に通水して強制冷却する冷却機構です。流体との直接の接触がない非接触タイプのため、内部コイル方式の様に流体の付着がなく、ふっ素樹脂コートによる使用温度の問題も有りません。加熱は耐水性のシーズヒータ―を巻装して加熱を行います。容器を増設するため、コスト高となる場合も有ります。通水ラインは高温で蒸気が吐出されますので、安全に排出できる排水口が必要になります。電磁弁を絡めた制御を構築することで、プログラムエンド/ソークエンド後に自動冷却することも可能です。
■標準材質:SUS316またはSUS316L
※チタンの場合、蓋板(キャップ)のみチタン2種
■100mlオートクレーブ外部水冷ジャケット ■クランプ着脱式 |
・反応器外部着脱式の水冷用ジャケット
・外部式のため流体と非接触で、流体の付着がない
・反応器へのふっ素樹脂コートの併用が無い場合、使用温度の問題がない
・外部方式のため、反応器内のスペースをとらない
・高温水及び高温蒸気が排出されます。蒸気、高温水の排水口が必要です。
・流体の冷却を主目的としており、フランジボルト冷却への効果は小さいです。
(蓋板開閉時間を短縮したい場合、フランジ部への外部空冷管の併用を推奨します。)
・蒸気・スチーム加熱式も検討可能ですが、ジャケットPVの検討により小型圧力容器や
第一種圧力容器に該当する場合が有ります。
溶接式の外部簡易ジャケットで、温水チラーを接続して温度制御する水と湯兼用のジャケットです。循環式の温水チラーと接続して95℃以下の温度制御に使用可能です。
標準材質:SUS316またはSUS316L、SUS304
フランジや反応器に固定し穴あきパイプからエアーや不活性ガスを吹き付けることでボルトフランジを空冷する冷却機構です。水冷機構と併用してボルトフランジ部を空冷することで、フランジボルトを含め反応器が急速に冷却され、ボルト開閉が速やかに行えます。冷却による待ち時間の短縮や、時間短縮によるバッチ処理回数増の期待が出来ます。
・外部空冷タイプの冷却機構
・ボルトフランジ部や反応器を冷却
・水冷機構と併用することで、反応器全体を冷却
・反応器急速冷却によりボルト開閉が速やかに行える(バッチ処理回数増)
・エアー冷却のためエアー配管やコンプレッサとの接続が必要です。
(コンプレッサ定格2.2kW級以上/エアータンク増設推奨)
・ドライかつ油分除去されたエアーを推奨します。
・エアー冷却が適さない材料には使用できません。
流通式反応装置・連続式反応装置の反応後の排出ラインに設置して、サンプルを冷却して排出するためのコイル式の熱交換器です。300~500℃程度から40℃以下に冷却することで安全にサンプルの回収が可能です。
排出ラインの計器は400℃超に耐える仕様のものは数少ないため、計器保護のための役割も持っています。
・冷却水循環装置を使用する場合、設計条件によりますが、最低でも1100W級以上を推奨
します。(能力不足の場合、チラーの温度異常の原因になります。)
・市水や工業水を排水する場合、流体排出温度が40度以下となる流量を確保下さい。
・ステンレス(SUS316/SUS316L/SUS304/S32750)
・チタン(チタン2種)
・ハステロイ®(HC-276相当/HC-22相当/HB-2相当)
・MAT®21
・インコネル®(インコネル®600相当/インコネル®625相当)
・モネル®(M400相当)
・ニッケル(Ni201)
・カーペンター®(C20Cb3相当)
・ジルコニウム(Zr702/R60702)
※上記以外の材料も対応できる場合が有ります。
■外部ジャケット(SUS316またはSUS316L)
※チューブの参考規格で、下記以外も検討できます。
外径(mm) | 肉厚(mm) | 全長(mm) |
φ6.35 | 1.24t | 4000L |
1.65t | 4000L | |
φ9.53 | 1.24t | 4000L |
1.65t | 4000L |
オートクレーブや反応器、圧力容器の付帯部品(圧力計類や閉止バルブなど)を高温から保護するために配管に外部水冷ジャケット加工した継手です。圧力計や圧力センサーは耐熱温度が高くないため高温環境での使用に耐えません。外部ジャケット部に通水することで、計器温度上昇を抑えることで計器を保護しつつ使用することが可能です。
バルブの限界温度を超えるような高温過酷条件下での閉止バルブを保護する目的としても使用される場合が有ります。
■ジャケット材質:SUS304またはSUS316 ※チューブ材質がチタンの場合はチタン、Zrの場合はZr ■対応配管サイズ:1/4インチ(外径φ6.35)または6mm ■目安流量:0.5L/min(条件による) ■継手形状:用途に応じ変更 ■取付方法:継手タイプまたは、直溶接による |